こんにちは。webライターの古賀やちです。
このページを読んでいるということは、あなたはこんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
- webライターに興味があるけど稼げるか心配
- webライターはやめとけって聞いたけどなぜ?
- webライターとしての活動をやめようか悩んでいる
webライターは、ネットが発達し副業が解禁されたことから近年人気を集めている職業の一つです。
一方で、「簡単だと思っていたのに意外と大変だった」「稼げると聞いたのに全然収入につながらなかった」という声も多いです。
本記事では、「webライターはやめとけ」といわれる理由や、厳しい状況のなかでもwebライターとして成功できる人の特徴などを紹介します。
フリーランスのwebライターとして6年以上活動している私が感じたこの業界の現状についても解説するので、ぜひ今後の進路を考える際の参考にしてみてください。
「webライターはやめとけ」といわれるのはなぜ?
「webライターはやめとけ」といわれるのはなぜなのか、その理由をチェックしてみましょう。
考えられる理由は多数ありますが、私がwebライターとして働きながら感じたポイントを解説します。
クライアントとのやりとりに疲弊する
クライアントとのやりとりに疲れて、webライターをやめてしまう方もいます。
webライターは多くの場合、複数のクライアントとやりとりします。一般的な会社のように決まった部署内でやりとりすればいいわけではなく、各クライアントが持つ特性に合わせた対応をしなければなりません。
例えば、
- A社とはこまめな進捗報告が必要
- B社は納品してからの修正依頼が必要以上に多い
- C社はほとんどライターに任せきりの状態
などがあり、それぞれに適切な対応をしなければなりません。ときには理不尽な要求をされることもあります。
業務委託のwebライターは周囲に相談できる環境や一緒にがんばれる同僚もいないため、一人で抱え込んで大きなストレスになってしまうこともあるでしょう。
稼げるまでに数か月かかる
webライターは稼げるまでに数か月かかることもあり、しっかり稼げるようになるまでに挫折してしまう方が多いです。
webライターの求人の多くは、時給や月給ではなく文字単価、記事単価で報酬が発生します。アルバイトのように最初から1時間いくらで稼げるわけではなく、時給に換算すると数百円にしかならない可能性もあります。
単価も記事の内容や対応業務によって大きく異なります。
単価が高い求人は、
- 専門性が求められる(国家資格・実務経験など)
- 実績が求められる(過去の記事の提出など)
- 対応業務が多い(構成・投稿など)
このように初心者は参入しにくいです。高単価に思えても作業量が多いと、結局時給換算するとたいした金額になっていないことも珍しくありません。
十分な報酬を得られる内容の依頼であっても「経験がないから」といってありえないような金額で仕事を割り振るクライアントもいます。
ライバルが多く初心者は仕事を掴めない
webライターとして活動するライバルが多く、初心者は仕事をゲットしにくい点も「やめとけ」といわれる理由です。
時間や場所、会社という組織にとらわれず、自由な働き方ができるwebライターという働き方は近年人気を高めています。参入者も増えており、なかには医師、弁護士、金融業界経験者など、専門的な知識があるライターも多いです。
スキルも専門知識もない初心者は案件に応募しても落とされてしまうだけでなく、そもそもライティング経験者のみの募集では応募すらできません。
単価の安い初心者向けの案件から抜け出したくても、なかなかステップアップできないためやめてしまう人もいます。
テストライティングが大変
webライティングの案件を受ける際は、事前にテストライティングが用意されていることが多いです。
このテストライティングがなかなか面倒で、新しい案件探しをするモチベーションが維持できない…というケースもあります。
テストライティングは継続の契約につながる大切なステップですが、言い換えればクライアントも長期間付き合い続けるライターは慎重に選びたいもの。細かいルールを設定して、少しでもルールを守れていない応募者は容赦なく落とされてしまいます。
テストライティングは実際の契約よりも報酬が低価格だったり、報酬がなかったりすることがほとんどです。時間をかけて記事を作成しても数百円にしかならず、結果選考に落ちてしまうと「やってられない!」と感じてしまいます。
初心者がテストライティングに落ちる理由や合格のポイントは、以下の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。
デザインやプログラミングよりは稼げない
webライターの仕事は、webデザインやプログラミングの業務委託よりは稼げないケースがほとんどです。
webライターの需要が高まるにつれて「自宅で月30万円稼げる」「副業で20万円稼げる」などおいしい言葉も増えてきましたが、実際にライティングだけで稼ぐのは大変です。
一方でwebデザインやプログラミングは専門知識が必要で豊富な実務経験なども求められるため、単価が高くなりやすいです。
実際に同じ金額を稼ぐなら、webデザインやプログラミングの案件のほうが稼働時間や日数を短縮できます。稼働時間がwebライターと同じなら、より高額を稼ぐことが可能です。
「ライティングがしたい」という理由ではなく「好きな場所、時間で働きながらゆとりある生活をしたい」「効率的に稼げる副業をしたい」という理由でwebライターを目指しているのであれば、webライティングの仕事は非効率に感じるでしょう。
webライティングだけでなくwebデザインやプログラミング、マーケティングの知識も身に着けたい方は、オンラインスクールを受講することもおすすめです。
女性専用でライティング、デザイン、プログラミング、マーケティングなどを学べるオンラインスクールWeRubyについては以下の記事で解説しているので、これから新しいスキルを身に着けたい方はぜひ参考にしてみてください。
「webライターはやめとけ」は無視していい!
上記のような理由から「webライターはやめとけ」といわれることもありますが、実際に長くwebライターとして仕事をいただいている身としては気にしなくていい!と声を大にして言いたいです。
数ある選択肢の一つとしてwebライターになる道を考えているなら、ぜひあきらめずにチャレンジしてみてください。
実際に成功している人は多い
webライターとして実際に成功している人は、私以外にも多くいます。
「やめとけ」「稼げない」という声もある一方で、特別な資格やスキルが必要ないwebライターの仕事は、成功できるチャンスがたくさんあります。
「でもやめとけって聞いたし…」と、チャレンジせずに諦めてしまうのはもったいない!と強く感じます。
副業としても初期費用なしで始められるので、まずはチャレンジしてみて、合うかどうかはそれから考えてみればいいというのが私の基本的な考え方です。
慣れてくれば稼げるようになる
webライターの仕事は慣れるまでは大変ですが、数をこなすうちに感覚がつかめて稼げるようになってきます。
副業でも本業でも、ある程度安定して収入を得られればwebライターとしての活動を続けやすくなるでしょう。
webライティングを始めたばかりのころは、
- 自分に才能がないのかも…。
- こんなこと続けても無駄かも…。
と悩んでしまいますよね。そんなときも、周囲の「やめとけ」という言葉には耳を貸さず、とにかく成果が出るまでがんばってみるのもアリかな!と思っています。
どの仕事にも向き不向きがある
webライターに限らず、すべての仕事には向き不向きがあります。
「webライターはやめとけ」と言っている人は、たまたまwebライターの仕事が合っていなかっただけかもしれません。
例えば私の場合、正確な作業、ルーティンワークが重要な事務の仕事は向いていませんが、クリエイティブなwebライターの仕事にやりがいを感じてます。
反対に、一人で黙々と作業をするwebライターの仕事は苦痛だ、人と触れ合う仕事がしたい!という方にとっては、webライティングはつまらないでしょう。
webライターをやめるかどうか、最終的に判断するのはあなた次第です。周囲の価値観に流されず、webライターという仕事と自分との相性を見極めてくださいね。
webライターで病んでしまう・向いていない人の特徴
webライターに向ている人と向いていない人にはどんな違いがあるのかを考えてみましょう。「やめとけ」という人や、心当たりのある人は、webライターではなく別の働き方を探してみることもおすすめです。
明確な目標がない
明確な目標がなくwebライターにチャレンジすると、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
webライターは参入しやすい分ライバルも多く、慣れないうちは受け取れる報酬も少ないです。「webライターとしてこうなりたい」という明確なビジョンがないと、続けるのは難しいでしょう。
とはいえ、就職活動で面接官に伝えるような立派なビジョンは必要ありません。自分なりに、なぜwebライターという働き方を選んだのか明確化するだけでもモチベーションはかなり変わります。
黙々と作業するのが苦手
パソコンに向かって黙々と作業をするのが苦手な人は、webライターに不向きな可能性があります。
リサーチ、クライアントとのやりとり、執筆、そのほかの事務作業など、すべて一人で行わなければならないのがwebライターの大変な部分の一つです。
ライティング依頼が立て込んでいるときは、一日中文章を考えなければならない日もあります。
タスク管理を自分でできない
自分でタスク管理ができない人も、webライターとして働き続けるのは大変です。
webライターは複数のクライアントと同時にやりとりをすることが多く、それぞれに定められた納期を守らなければなりません。
また、業務委託の場合はクライアントと信頼関係を築くのも大変です。一度でも納期を守れないと、信頼を失って次の依頼をしてもらえない可能性があります。
To Do Listを作って今日一日の作業を最初に確認する、それぞれの時間配分をある程度予想しておくなど、自分自身でタスク管理を徹底するスキルが必要です。
向上心がない
向上心がなく積極的に学べない人は、webライターとして長く活動しにくいでしょう。
webライティングだけでなくwebマーケティングなど、IT業界の流れは非常に早く、常に最新の知識を身に着けたうえで実務に反映しなければなりません。
とくに業務委託でwebライターとして働く場合、周囲に教えてくれる人もいないので自分で情報を掴みに行く必要があります。
副業や本業としてwebライターを始める人は増加傾向にあるので、知識がアップデートされていないwebライターは新しい案件も獲得しにくくなるでしょう。
マニュアルを読む・守るのが苦手
マニュアルを読んだり守ったりするのが苦手な方も、webライターをしていると病んでしまう可能性があります。
webライティングにはある程度決まったルールがあり、さらにクライアントによって指示内容は大きく変わります。これらに柔軟に対応できなければ、webライターを続けるのは難しいでしょう。
漢字の使い方や言い回しだけでも、「A社ではOKだけどB社ではNG」という風に、マニュアルを読み込んで徹底して守る必要があります。
いい加減な仕事をしているとクライアントが修正する手間がかかったり、フィードバックが多すぎて余計な時間がかかったりしてしまいます。
webライターに向いている・楽しく続けられる人の特徴
webライターに向いている、楽しく続けられるのはどんな人なのかを紹介します。私自身のことや、周囲で楽しくwebライターを続けている人の特徴をふまえて解説するので、自分に当てはまる部分がないか考えてみてくださいね。
どうなりたいかが明確な人
webライターとして、どうなりたいかが明確な人は楽しみながら長く活動を続けられます。
副業やフリーランスでは身近にモデルとなる先輩やアドバイスをしてくれる上司がおらず、自分でどうなっていきたいのかを考えてそれに向けて進む必要があります。
例えば「一年後会社員を辞めてwebライター一本で生活したい」「毎月5万円のお小遣いがほしい」など、人それぞれに目標も違うでしょう。
自己管理が得意な人
自己管理が得意な人は、webライターとして活動を地道に続けられます。
完全在宅で行うwebライターの仕事は、自分で作業の時間配分やスケジュール管理を行わなければなりません。
会社員のように勤務時間や休憩時間が決まっているわけではないので、自分自身でメリハリをつけて働くスキルや、物事の優先順位を決めるスキルが求められます。
- この案件はやり取りが長引きそうだから早めに着手する
- この案件は月末までに報告すればいいから後回しにする
など、依頼された順番ではなく納期から逆算してスケジュールを決めていくことも大切です。
文章を書くのが好きな人
当たり前のようですが、文章を書くのが好きな人はwebライターに向いています。
主語述語が一致しているなどの基本的な文章力はもちろん、ターゲットにきちんと伝えられる文章を書ければ、楽しくwebライターとして活動を続けられるでしょう。
webライターは自宅でできて特別なスキルも必要ない仕事です。ですがその点にばかり魅力を感じていると、文章を書くのがつらくなってしまう人もいます。
日頃からブログなどで文章を書いている、SNSで発信するのが好き、読書を趣味としているなど、文章に触れる機会が多い方は無理なくwebライターを続けられるでしょう。
責任感が強い人
責任感が強く最後までやり遂げられる方は、webライターに向いています。
webライターに限らず在宅の業務委託の仕事は、クライアントとの信頼関係を築くのが大変です。
納期に遅れる、連絡がつかなくなるなどが続くと責任感がないとみなされ、次回以降の依頼に続かなくなってしまいます。
webライターは人柄などで評価されにくく、実力やこれまでの実績のみで評価されるので、提出物だけでなく日頃の連絡なども責任をもって対応しましょう。
webライターをやめたい・向いてないと思ったときの対処法
「webライターにチャレンジしたけど全然未来が見えない!向いてないのかも…」と思った方でも、上記で紹介した向いている人の特徴を持っているのであれば、これから成功できるチャンスは十分あります。
まだもう少しがんばってみたいけど心が折れそう…という方は、以下の対処法も取り入れてみてください。
目標を明確にする
まずは目標を明確にしましょう。目標があるだけでモチベーションをしっかり保ちやすくなり、何をすべきかがわかりやすくなります。
例えば、「月5万円の副収入を得る」であればそこから逆算して、どれくらいの文字数をどれくらいの期間でやり遂げるべきか、そのためにはどんな案件に応募すべきかが見えてきます。
初心者がいきなり「月20万円稼ぐ」「会社員を辞めてwebライター一本で生きる」などの高すぎる目標を設定すると挫折してしまう可能性があるので、あくまで実現できそうな範囲で目標を見つけてみてください。
稼働時間を決める
稼働時間を決めて、「この時間からこの時間までは集中する!」と決めることもおすすめです。
納期さえ守れば自由な働き方ができるのがwebライターの魅力ですが、稼働時間を決めることでよりメリハリをつけながら作業ができます。
稼働時間を決めないと朝いつまでもダラダラしたり、反対に夜中まで際限なく作業を続けてたりして、心身ともに疲弊してしまいます。
フィードバックを客観的に受け入れる
クライアントからのフィードバックは客観的に受け入れ、ライティングに役立てていきましょう。
慣れない間は真っ赤に修正されたフィードバックや、クライアントからの厳しい言葉に落ち込むこともあります。
ですが、クライアントはあなたを嫌って言っているのではなく、よりクオリティの高い記事を求めて指摘をしているだけです。
自分を否定されたと感じるとつらくなってしまうので、そうではなく仕事のクオリティを高めるためのアドバイスと受け取ってみましょう。
他のライターと比較しない
行き詰ったときほどSNSで他のwebライターと自分を比べて落ち込んでしまいますが、今すぐ比較するのをやめましょう!
SNSには化け物級のすごいwebライターや、自分より後に始めたのに軌道に乗っているwebライターが山のようにいます。
ですがwebライターの仕事はどんな案件を獲得するか、どれくらい作業に時間を割けるか、これまでにどんな実績があるかなどさまざまな要因で変わります。
比較してもいいことは一つもないので、SNSは閉じて作業に没頭するか、いっそ趣味に打ち込んで気分転換をするのもおすすめです。
別の道も考えてみる
webライターの仕事に行き詰ったら、別の道を考えてみるのもおすすめです。
そもそもwebライターの仕事を、
- 自宅で仕事がしたい
- 時間に縛られない働き方がしたい
- 効率的に成果重視で報酬を得たい
という目的で始めた場合、webライター以外の仕事のほうが適正がある可能性もあります。
- プログラマー
- webデザイナー
- webマーケター
- コンテンツディレクター
- SNS代行
など、フルリモートの業務委託の案件は多数あります。
初心者向けのこれらの案件に応募してみれば、ライティングとは違った業務に触れて自分の適性を見極められます。
また、オンラインスクールでプログラミングやマーケティングのスキルを身に着けることもおすすめです。まずはスキルを身に着け、実績を作ってから本格的に活動したい方は、オンラインスクール選びもしてみましょう。
さらにキャリア相談を受けることもおすすめです。
無料でキャリアの相談ができる、ポジウィルなどのサービスを活用してみましょう。
ポジウィルではラインで気軽に相談ができるだけでなく、オンラインでの相談も受け付けています。
転職エージェントや人材派遣会社などのオンライン面談とは違って、求人を山のように送ってきたり無理に転職させようとしたりといったこともなく、純粋に将来の不安について聞いてもらえます。
webライターは稼げる以上の魅力もたくさん!
「webライターはやめとけ」といわれる理由と、実際に私が感じていることを解説しました。
webライターは自己管理が大変でライバルも多く、最初は思うようにならないこともたくさんあります。
ですが、コツコツライティング、案件獲得、クライアントとの関係維持に努めれば、その努力はさまざまな形で返ってきます。
報酬だけでなく自己管理スキルや事務・会計スキル、コミュニケーションスキルなども身に付き、新しい働き方のヒントを得られるでしょう。
私は実際にwebライターとして6年活動しているので、諦めそうになっている人にはぜひもう少しがんばってみてほしいな!と応援しています。
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