お客様は神様です!
……それはそう、そうですが、過去5年間webライターとしてさまざまな取引をした中には「おや……?」と感じるクライアントもいました。
webライター初心者やフリーランス初心者は危ないクライアントと気づかずにやり取りしてしまう可能性もあるため、こんなケースは要注意!なクライアントの例を紹介します。
これからwebライターとして、フリーランスとして活躍したい方は、悪質なクライアントがいることも頭の隅に置いておきましょう。
私が遭遇したやばいクライアント7選
フリーランスを長く続けていく上で、すべてが順調に運ぶわけではありません。
幸いなことに料金未払いに遭ったことはありませんが、仕事を続ける上でストレスに感じたのはこのようなクライアントです。
・連絡が途絶える
・料金以上の要求をしてくる
・値下げ交渉がエスカレートする
・謎の勧誘をしてくる
・評価コメントで攻撃してくる
・不倫相手に誘ってくる
現在は上記のクライアントとは取引をしていません。また、詳細を一部ぼかして書いています。
日本語が通じない
送られてくる依頼の内容がわかりにくく、質問に対する回答を得られない……というパターンです。
提出した記事への修正依頼が来ても何を修正すればいいのかわからず、何度も連絡を取ってやっとクライアントが満足する記事に仕上がりました。
やりとりに時間がかかるだけでなくメッセージの内容を解読したり、伝わりやすい質問を考えたりするのにかなり消耗しました。
相手に伝わりやすい文章を書く練習にもなったように思います。
連絡が途絶える
こちらからの質問、提案に返信がないパターンです。
最終的に連絡は返ってくるのですが、2週間以上待たされたこともあります。
毎月一定の依頼をいただいていたのですがその連絡も来なくなり、こちらから連絡を入れると
「もう結構です。」
とだけ返ってきました。
パソコンの前で「あっ……はい……」と呟いたのはこの一度だけです……。
私が提出した記事が悪かったのかもしれませんが、結局何だったんだろう?と今でも思うことがあります。
料金以上の要求をしてくる
webライターの仕事を受けるときは、
- 記事数
- 文字数
- ジャンル
- キーワード
- 単価
- 納期
などの情報をいただいた上で契約し、執筆を開始します。
ですが、契約前に伝えられていた内容よりも多くの仕事を要求されたこともあります。
キーワード選定やアクセス解析、過去記事のリライトなど、契約している料金内ではとてもカバーしきれない内容でした。
料金の交渉をしたものの取り合ってもらえず、結局最初の契約自体を取り消していただきました。
しつこく値下げ交渉をしてくる
メルカリ感覚で値下げ交渉をしてくるクライアントにも何度か遭遇したことがあります。
「大量に依頼するから〇円安くしてほしい」
「〇か月継続するから1記事無料にしてほしい」
などなど…。
確かに、大量の依頼、継続の依頼はフリーランスのwebライターにとって魅力的です。
ですが他のクライアントと一定以上の料金でお仕事をさせていただいている以上、値下げに応じるのは他のクライアントに失礼だと私は思います。
こんなポリシーをかたくなに守っているのは私だけかもしれませんが、実際にこれまで一度も値下げ交渉に応じたことはありません。
謎の勧誘をしてくる
これは「今思えば怪しい勧誘だったのかな」と思う程度ですが、クラウドソーシングサイトから応募すると
「まずはこのLINEに登録してください」
と返信が来たことがあります。
多くのクラウドソーシングサイトでは外部でのやり取りに誘導することは禁止されています。
その時点で怪しいな……と思いつつ、指定されたLINEを開いてみるとビジネス系のアカウントが出てきました。
「本当にwebライターの募集なのか?」と疑問に感じてしまい、そのままお断りさせていただきました。
(ついでに外部へ誘導されたことを運営に通報しておきました。)
メッセージで攻撃してくる
クラウドソーシングサイトでは、実際に契約をする前にメッセージのやり取りができます。
このメッセージで、これまで取引をしたことがない人から攻撃をされたことがありました。
- ぼったくり
- しょぼい実績でいばるな
- お前に仕事頼むやつなんかいない
といった内容だったと思います。
愉快犯だとは思いますが、最初はさすがにびっくりしました。
が、真顔で運営に通報しました。
普段クラウドソーシングサイトの手数料に文句ばかり言っている私ですが、このときばかりは運営に守られることの安全性を痛感しました!
不倫相手に誘ってくる
これはめちゃくちゃレアなケースだと思いますが、初回のオンライン面談の際に「今度仕事抜きでデートしない?既婚者だけどいいよね!」と言われたことがあります。
突っ込みどころがありすぎて笑うしかありませんでした。
丁重にお断りし、その後お仕事もいただきましたが、ビジネス用のメールアドレスに私用のメールを何度も送られてくるのに疲れてこちらから契約を打ち切らせていただきました。
初心者がやばいクライアントに引っかからない方法
やばいクライアントに引っかかることは今では滅多にありませんが、私が仕事を探す際に意識しているポイントを紹介します。
初心者はちょっとおかしく感じてもそのままやり取りを続けてしまうこともありますので、下記のような点も意識してみてくださいね。
求人応募の段階で察する
求人ページの段階で「ちょっとやばそうだな」というクライアントはなんとなくわかります。
- 多くの人に見られるであろう求人ページの文章で誤字脱字が多い
- 単価や執筆内容など重要な部分が明確に書かれていない
どんなに魅力的な条件に感じても、求人ページで違和感を抱いたら見なかったことにしてしまいましょう。
応募したあとのメールやチャットでのやり取りで違和感を覚えることもありますが、契約前ならキャンセルもしやすいです。
こちらから契約を打ち切る勇気を持つ
とくに初心者のwebライターは案件を獲得するのが大変です。
やりづらいと感じていても、少ない契約を自ら手離してしまうのは怖いですよね。
私も我慢をしていたこともありますが、結局精神を消耗するだけなのでやめました。
わかりにくいメールを解読したり要求をお断りする文面を考えたりするのは、想像以上にストレスです。
そんな時間を別の案件探しに使って、もっといいクライアントを見つけましょう!
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドテックやクラウディア、ココナラなどのクラウドソーシングサイトは、企業とライターの仲介をしてくれます。
金銭のやり取りが安心という魅力もありますが、私が体験したように勧誘や攻撃的なコメントを受けても通報すれば運営が対応してくれます。
また、ブロック機能もあるので問題のあるクライアントとは二度とやり取りをしなくて済むのも大きなメリットです。
慣れない内はクラウドソーシングサイトを介してのやり取りが安心ですね。
文字単価の幅も要注意
webライターの求人で、「0.5円~3円」など、文字単価に大きな幅がある案件に注意しましょう。
「スキル次第で単価アップ」
「経験者は優遇します」
と書いてあることが多いですが、最初に安い単価で契約してしまうと単価をアップするのは大変です。
また、なかなか単価アップの交渉に応じてくれなかったり、単価は上がっても回してくれる仕事が減ったり……というケースもありました。
「最初から1円以上の案件にしか応募しない」などルールを決めてしまうか、面談の際に明確な単価アップの評価基準があるのかを確認することもおすすめです。
信頼できるクライアントを見つけよう
いろいろありましたが、今は仕事を進めやすく、丁寧に対応してくださるクライアント様ばかりです。
クライアント選びはwebライターの仕事をする上で非常に大切です。
クライアント次第で仕事の進め方、収入、やりやすさなどが大きく変わります。
とくに最初のころはどのクライアントが良くてどのクライアントが良くないのかなかなか掴みにくいですが、少しでも違和感を覚えたらその勘は正しいかもしれません。
一旦冷静になって、この先も長くやり取りを続けられるか考えてみましょう。
今回紹介したポイントもふまえて、信頼できるクライアントを見つけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。記事をシェアしてくれると嬉しいです。
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