こんにちは!webライターの古賀やちです。
報告がずいぶん遅れてしまいましたが、この度2023年1月にFP(ファイナンシャルプランナー)2級に合格しました!
試験が1月にあったということもあり、「2級の試験が終わるまでは年を越せない…!」とやきもきしていましたが、これで一安心です!
今回は、FP2級がどれくらいの難易度なのか、さらに私が独学で一発合格した勉強方法を解説いたします。
FP2級の勉強って何からすればいいかわからない、独学で合格できるか不安という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
FP2級の合格率は?当日の試験の様子も解説!
まずはFP2級の合格率を確認しましょう。
私が実際に試験を受けたときの試験の様子や、当日気づいたことも詳しく解説します。
合格率は学科・実技ともに50%以上
FP2級の試験には学科試験と実技試験があり、双方とも合格率は50%以上です。
- 学科試験……受験者数29,466人/合格者数16,537人 合格率56.12%
- 実技試験……受験者数23,994人/合格者数14,283人 合格率59.53%
(参照:日本FP協会「2023年1月実施2級FP技能検定試験結果」)
FP2級は3級と比べると試験内容が一気に難しく、専門的になりますが、この結果を見ると合格率は決して低くはないことがわかりますね。
「これなら自分でも合格できそう!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、FP試験では学科試験と実技試験のいずれかのみ合格し、もう一方が不合格だった場合、申請すると合格した試験の免除を受けることが可能です。
期限は無制限なので、「過去に学科試験だけ合格したけど実技は落ちてしまった…」という方は実技試験だけを受験できますよ。
「時間が足りなかった」の声も
FP2級の試験後、SNSで同じ試験を受けた人たちの声を見てみると、「時間が足りなかった」という声が多数見受けられました。
FP2級試験は、学科試験は3級試験と同じくマークシート方式ですが、実技試験は計算した答えなどを回答用紙に書き込まなければなりません。
計算問題も3級と比較するとかなり多くなり、一つの問題につまづくと時間を大幅にロスしてしまいます。
私は幸いなんとなくふわっとおさらいしていた部分が試験内容に反映されていたので制限時間内にすべての問題を解き切ることができましたが、わからない部分はあきらめる!という勇気も必要だと感じました。
実技の配点は公表されていない
当日まで試験勉強に必死ですっかり確認し忘れていたので私は試験後に知ったのですが、FP2級の実技試験の配点は公表されていません。
試験によって2~4点と1問1問の配点にバラつきがあり、「何問正解すれば合格」とは一概には言い切れません。
大問につき3問程度出題される問題は配点が低い、計算が必要な問題は配点が高いとされていますが、詳細は公開されていないため実際に合格通知を受け取るまではヒヤヒヤしなければなりません…!
FP2級に独学で合格した勉強法
保険業界や金融業界未経験の私がFP2級に独学で一発合格した勉強法を、詳しく紹介します。
FP2級の資格を仕事や転職に活かしたいと考えている方は、私の勉強法も参考に一発合格を目指してみてくださいね!
まずFP3級を受ける
FP2級を受験する前に、FP3級に合格することをおすすめします。
FP2級の受験資格は、以下のとおりです。
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
- FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者
このなかで、実務経験をこれから2年間積むのは現実的ではないと考える方も多いでしょう。
AFP認定は通信講座などでも修了できますが、通信講座を受講する費用がかかります。
また、2級の出題内容は3級の内容を深めたものなので、まったく金融や保険などの知識がない方はまず3級で基本的な知識を身に着けるのがおすすめです。
3級に合格したあとでも2級の問題はとても難しく感じたものの、知っている単語や計算式があるだけでもずいぶん気持ちが軽くなります。
FP3級の試験後すぐに2級の勉強を始める
FP3級を受験したら、結果を待たずにすぐ2級の勉強を始めましょう。
理由はシンプルに、FPに関する知識や計算式が十分頭の中に残っているからです。
私も3級を受けた10月から、すぐに2級の勉強に取り掛かりました。
期間が開いてしまうとせっかく3級の勉強で覚えたことも頭から抜け落ちてしまうので、記憶が鮮明なうちにすぐに勉強にとりかかりましょう!勉強する習慣もついているので!
すべて理解しきる必要はない
FP2級の試験は、全体の6割程度正解すれば合格できます。
分野ごとの正答率は関係なく、全体の点数が合否を左右するため、得意な分野を伸ばしていくことがおすすめです。
FP2級は3級と比較すると専門的な問題が多くなり、「さすがにわからない…!」というポイントもいくつか出てきます。
参考書や問題集の頻出度を確認しつつ、自分のわからない部分に無理に時間をかけすぎないことも効率的な勉強につながると感じました。
動画で耳から学習する
動画で耳から学習を進めることもおすすめです。
独学では参考書をひたすら読んだり、過去問を解いたりするばかりで、一定以上理解が深まらないこともあります。
ですが、動画での解説をチェックすると、意外とすんなり理解できると感じました!
私がよく見ていたのは、FP1級資格をもつyoutuber、ほんださんの動画です。
分野ごとに一つひとつ丁寧に解説してくれているだけでなく、ときに毒舌が挟まる軽快な話し方で、楽しみながら見続けることができました!
朝のストレッチの時間、お風呂に入っている時間など、スキマ時間を見つけて自分の苦手な分野の解説の動画をチェックしてみましょう。
過去問を解きまくる
FP2級の試験は出題傾向がある程度決まっているため、私は過去問をひたすら解きまくりました。
出題形式に慣れることで本番にも強くなりますし、過去問に触れることはとてもおすすめです!
過去問は問題集からチェックすることも可能ですが、私は主にFP2級ドットコムを利用していました。
会員登録などは不要で、過去に実際に出題された問題を解き続けることが可能です。
分野ごとに問題を解いたり、実際の試験と同じ数だけ試験を解いて模擬試験気分を味わったり、さまざまな使い方ができるとても便利なサイトです!
また、以下のように成績レポートで自分の得意分野、苦手分野などを分析することも可能です。
FP2級に独学で合格するテキスト・問題集
FP2級の勉強に役立つテキストや問題集を紹介します。
私が感じた使い心地も紹介しますが、実際にはテキストが一冊あれば十分だと思いました。
何冊もテキストや問題集を買い込まなくても独学で十分合格できるので、口コミなどをチェックして自分に合う一冊を選んでくださいね。
東京リーガルマインド LEC FP2級・AFP 合格のトリセツ
Twitterのフォロワーさんに教えていただいた、東京リーガルマインド LECのトリセツシリーズです。
最初はその分厚さに少し尻込みしてしまいますが、内容はフルカラーでわかりやすく、初心者にもわかりやすく解説されていてスラスラ読むことができました!
本を購入すると解説動画もチェックできるので、動画からも内容を頭に入れたい方にもおすすめです。(ただ、私は結局ほんださんの動画ばかりを見ていました…。)
ユーキャン FP2級・AFP きほん問題集・テキスト
資格の講座を多数取り扱っていることで有名なユーキャンも、FP2級のテキストや問題集を出しています。
大手企業のユーキャンが出版していることもあり、内容の正確性や読みやすさなどはやはりピカイチだと感じます。
私は3級のときもユーキャンのテキストと問題集を利用していました。
とくに問題集は解説ページが充実していて、苦手分野の克服にもおおいに貢献してくれました!
FP2級は独学でもチャレンジできる!
以上!保険も金融も業界未経験の私が、独学でFP2級に合格するまでの道のりを紹介しました。
私は1日に2時間程度、ほかにもスキマ時間を見つけてみっちり詰め込むことで独学での合格に成功しました。
動画や対策サイトなどを上手に活用すれば、忙しい方でも合格を目指すことは難しくありません。
今回紹介した動画やサイト、参考書、問題集などもチェックして、自分に合う勉強方法を見つけてみてくださいね。
コメント